ハートフルアドバイザー研修

8月1日。

総合健康推進財団様、東京都盲人福祉協会様よりご依頼をいただき、ハートフルアドバイザー研修で講師をさせていただきました。
ハートフルアドバイザーとは、そごう・西武系列で働く方々に、障害を持った人や高齢者への応対方法を知っていただく講座です。

私は視覚障害の部分を東京都盲人福祉協会の方々と担当しました。
受講してくださった方は25名。
ほとんどが百貨店で接客業務をされている方、レストランや美容院でお仕事されている方も少しいらっしゃいました。

まずは私が50分の講義の中で、日々の買い物の中での店員さんとの具体的なエピソードをお話しさせていただきました。
良かった接客、悪かった接客、具体的なエピソードをお話しし、会場の方にもこたえていただきながら話を進めていきました。

講義の最後にお伝えしたことは、心のこもった接客は障害の有無に関係なく相手に伝わるということです。
障害があっても一人のお客さんとして接してもらうことで、気持ちよく買い物することができ、またそのお店を訪れたくなるという話をしました。
みなさん一生懸命聞いていただいていたのが伝わってきました。

その後は実技です。
手引きの仕方、階段やエスカレーターへの誘導の仕方、食事内容や商品の説明の仕方をペアになってやってもらいました。 その中でのポイントは
「お客さんに選択肢を提示することの重要性」 です。

たとえば、エスカレーターは危ないだろうと勝手にエレベーターに誘導したり、多目的トイレがいいだろうと何も聞かずにそちらに誘導するのではなく、選択肢を提示して選んでもらうことの大切さをお伝えしました。

あっという間の3時間、みなさん一生懸命聞いていただき、楽しくお話しすることができました。 今回講義をさせていただいた方々と、次はどこかのお店で再会できれば嬉しく思います。