「日野市夏のボランティア体験 点字を学ぼう」二日目

 昨日と同じ参加者さんに、今日のみ参加の方をお一人加えて二日目が始まりました。

二日目の参加者と教室

昨日持って帰ってくれた点字器でお手紙を書いてきてくれた人がたくさんいて本当に嬉しくなりました。
ご自身のことや私への質問をたくさん書いてくれました。
講座が始まる前にそれに答える時間を作りました。

「みんなで一緒に考えてみよう、こんなものに点字があったら」

 昨日の宿題として考えていたのですが、レジュメに書いていたものの私が告知を忘れてしまい、みんなで一緒に考えることにしました。
「こんな物に点字があれば、目が不自由な人も使いやすい物」についてです。
昨日視覚障碍者の話をし、点字を書いたことで、意識をむけてもらいたいなと思って考えました。
そのときの様子を音声でご紹介します。
「こんなものに点字があればいいな」
それぞれ発表前に名前を言ってもらっていることから、その部分を編集でカットしました。
その影響で音だけでは少し聞き取りにくいかもしれません。
文字で補足すると「靴のサイズにあればいいのに」と言ってくれた四年生の女の子、
「洋服のタグにせめて色だけでも書いてあればいいのに」と言ってくださった女性、
「定規にあればいいのに」と言ってくれた二年生の女の子。
こうやって「自分とは違う立場」に立って考えてもらえたこと、嬉しく思います。

「点字でプチ文通~夏の思い出」

さて、少し昨日の復習をしたところで、点字体験です。
昨日、あまりにみなさんが楽しそうに点字を書いてくれていたので、レジュメの内容を大幅に変更し、よりたくさん書いて、読んでもらえるように工夫しました。
夏休みの思い出を数行点字で書いてもらい、私がそれを読んで質問を書きます。
その質問を読んでもらい(ここで読みの練習が入ります)、それに対してまたお返事を書いてもらうというものをやりました。
そのときの様子の音声はこちら。
「点字体験その1」
「点字体験その2」
みなさんすごく熱心に・楽しそうにやってくださっていたのが印象的でした。
何往復もやり取りした人もたくさんいました。
こうやって点字を読むことと書くこと、どちらも体験してもらえてよかったです。

小学生女の子とお母さんなど5名の参加者が点字に取り組んでいる様子
「読み聞かせそして、最後にお話し」

今回も絵本の読み聞かせをさせてもらいました。
目をつぶって「聞く」ということに集中してくださいとお願いし、始めました。
みなさん一生懸命聞いてくださいました。

絵本を参加者に向けて持ち、読み聞かせをする様子

最後に「町で視覚障碍者に出会ったら」という話も真剣に聞いてくれていました。

「お礼」

今回も私自身が楽しく貴重な経験をさせていただきました。
参加してくださった皆さんにはぜひこれをきっかけに点字を続けてもらいたいなと願っています。
講師としてお声掛けいただき、色々とお手伝いいただいた日野市社会福祉協議会の方々、ありがとうございました。
最後になってしまいましたが、当日の私のサポート、みなさんのアンケートの点訳をしてくださった、点訳ボランティアのIさん、本当にありがとうございました。
「当日の私の思いを書いたブログ」はこちらです。