「つばさの会」お話し会

 

7月5日。
神奈川県で活動されている、視覚障害児を持つ親の会「つばさの会」でお話しさせていただきました。
平塚盲と横浜盲のお母さんたちが16人集まってくださいました。
まず最初に参加してくださった方の自己紹介をお願いしました。
お子さんの障害について一言ずつ話していただいたのですが、私と同じ未熟児網膜症の子が多くてびっくりしました。
視覚障害と言っても、その種類は様々で、障害を持った時期も様々な中、未熟児網膜症の人に出会うことはあまりないのです。 中には
「大人の視覚障害の女性と話すのは初めてです」
というお母さんもいらっしゃいました。

全員自己紹介が終わり、いよいよスタートです。
今回、三つの視点を盛り込んでお話しさせていただこうと思っていました。
一つは、全盲当事者として、子供のころを思い出しながら話すということ。
二つ目は、母が話していた子供の頃の私について。
そして、三つ目は今母親になって思う「当時の母の気持ち」です。
私が話す子供の頃の話では、ご自身のお子さんと重ねてくださっている方が多く
「分かる分かる!」
「うちもです!」
という声が聞こえてきました。
そして、当時の母はこんなことを言っていました、という話にも、 今母親になって想像する「視覚障害児を育てていくということ」についても、みなさんが共感してくださっている様子が伝わってきました。
途中お昼を挟みながらも、盛り上がりました。
中学生・高校生のお子さんを持つお母さんが多く、普通科の話までで時間が来てしまいました。
大学進学や就職、子育てについてはまた次回ということになりました。
とてもアットホームな雰囲気で、私も全く緊張することなくお話しさせていただきました。
つばさの会のみなさん、ありがとうございました。